プロセス流体工学

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はじめに

流体力学の進展 富田幸雄「流体力学序説」より


参考とした教科書

伊藤四郎 「化学技術者のための流体工学」 科学技術社(1972)
化学工学分野では数少ない流体工学教科書。先生の人柄そのままに厳密な記述。一般には高度すぎるかもしれない。私は先生直々の講義を受けたがやはり難解であった。その劣等生(「操作論」75点)が流体工学の講義を持つことになるとは・・・。

疋田晴夫「化学工学通論T」朝倉書店(1982)
標準的な化学工学全分野をカバーする教科書であるが、流体工学部分も必要十分な事項が明快に記述されている。

化学工学協会編「現代の化学工学 T、U」朝倉書店(1988)
日本の化学工学のレベルを集大成したような専門書。各項著者の気合が伝わる。流体工学分野も広い範囲にわたり詳述されている。

L. E. Sisson and D. R. Pitts," Elements of Transport Phenomena", McGraw-Hill(1972)
やはり記述の厳密さという面では「原書」にはかなわない?。

H. Schlichting," Boundary-Layer Theory", McGraw-Hill(1979)
流体力学の「聖書」。第二次大戦下のドイツで当時の流体力学の集大成がなされた。(V2ロケットなどの最新兵器の基礎であったか?)私はこの教科書による講義が初めておこなわれたというBraunschweigの航空研究所を見学して感激!

富田幸雄「流体力学序説」養賢堂(1971)
富田先生の偉さがわかる名著。私も先生の講義(「流体機械」)を受けたので、弟子のつもり。

日野幹雄「流体力学朝倉書店(1992)
土木分野からの流体工学教科書。特に波、乱流構造、乱流拡散の記述に特色があるが、基礎的な部分もひじょうに明快・簡潔に記述されており、分野を問わずイチ押しの教科書である。私は修士のとき遠く緑が丘まで通って日野先生の講義(「流体汚染」)を受講したことが自慢。(難しかった!)

大橋秀雄「標準機械工学講座 流体工学(1)」コロナ社(1982)
高度な内容をわかりやすく記述した機械工学分野の標準的教科書。

生井・井上「機械工学基礎講座 粘性流体の力学」理工学社(1978)

森田泰司「機械計算法シリーズ 流体の力学計算法東京電気大学出版局(1996)
工夫された演習例題が多数。ここでもいくつか使わせていただきました。

石綿良三「パソコンで学ぶ流体力学」森北出版(1993)
数式の導出を追うことではなく、式の物理的意味をビジュアルに示すことに力点をおいている。流体力学の学習は近くパソコン支援での本書のような形式になるのでは。


Web上の流体工学コンテンツ

KENZOU氏流体力学講話

EMANNの物理学/流体力学

主に言語とシステム開発に関して/流体力学の講義ノート

福森氏の有限要素法流体工学Web教科書

日本流体力学会 -Japan Society of Fluid Mechanics-

東北大学 大宮先生の数値流体力学大全


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